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☆小さな輝石! グランドスラムへの挑戦 2017

2017年は目標としていた“全てのグランドスラムジュニア(GS)で本戦出場”を果たすことが出来ました。しかも、初戦の全豪ではGS初勝利(単複)、全仏ではダブルスで昨年度の優勝ペアに勝利、全米でも単複ベスト16と相応の結果も残すことができました。振り返れば、ITFジュニアに初めて挑戦したのは13歳の時。当時の久田英登コーチに導かれ、韓国G5とベトナムG5に出場したのがきっかけでした。全く知らない世界でしたが、「プロを目指すなら、早い段階で世界レベルを知っておいたほうが良い」というアドバイスがあったからです。南帆は2001年生まれですが、同世代の選手にはロシア/POTAPVA(世界1位)、アメリカ/ANISHIMOVA(同2位)、ポーランド/SWIATEK Iga(同6位)、セルビア/DANILOVIC Olga(同7位)他、世界ランキング上位経験者が何人もいます。
 既にプロサーキットでも活躍している強者ばかりですが、ITFジュニアに出場するようになって、こういったテニスエリート達と同じ大会で実際に試合したり、プレー振りを見たり、友人としてお喋りする関係になったりすることで南帆の意識が大きく変わったような気がします。
また、GSに出場できるようになって、小さな南帆が意外と攻撃的テニスを展開するので、相手も手を抜かず真剣に対戦してくれるようになりました。ここまで来るのに3年。正直、期待以上の進化を遂げていますが、ここからが本番です。来年はプロサーキットに軸足を移してどこまで通用するのか見極めたいと思っています。“小さな輝石”の挑戦はまだまだ続きますので引き続き応援を宜しくお願い致します。

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